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プロデューサー・ヒロ中田が語る開発秘話

 これから元気になっていく可能性のある町には元気な人が潜んでいる。最近、つくづくそう思う。しかし、その潜んでいる人を探すのは大変だ。だから、ぼくは名案を思いついた。町民を対象にした講演会で広く呼びかけるのだ。「町を元気にするために、ぼくたちと一緒に行動を開始しませんか」と。その具体策が「新・ご当地グルメ」の開発である。地元の食材を有効利用して、その町ならではの新しいご当地グルメをつくる。それを呼び水にして、一人でも多くの方に来ていただき、一円でも多く何らかの消費行動を起こしていただく。人口減少時代を生き抜いていくには、交流人口を増やしていくことが大切だ。

 2007年11月28日、ぼくは別海農業協同組合に招かれ、別海町で講演した。演題は「牛乳消費拡大のため、生産者は何をなすべきか。」

 ぼくは、これまで手がけてきた牛乳温泉拡大企画、たとえば「白いプリン大作戦」や「温泉行ったら湯上がり牛乳キャンヘペーン」「カレーには北海道牛乳がよく似合うキャンペーン」などを紹介。最後に「一緒に新・ご当地グルメをつくって別海を元気にしませんか」と呼びかけた。講演会の後、懇親会が開かれた。そして、そのメンバーの中に元気な人(酪農家や役場職員など)が潜んでいたのだ。彼らは作戦を練り、再度、ぼくを別海町に呼んだ。「もう一度、講演をしてくれ」というのである。2008年4月10日、ぼくは生乳生産日本一のまち・別海にふさわしい新しい飲み方として、冷やした(凍らせた)ジョッキで500mlの牛乳を飲む「別海ジャンボ牛乳」を提案。つまり「ジョッキ牛乳」である。さらに、「別海ジャンボ牛乳」に合うパンメニューを開発しようと呼びかけたのだ。これを受けて彼らはすぐに、「別海町の新・ご当地グルメを1000人でつくろう会」を結成。やる気のある地元の飲食店にも声をかけ、具体的な商品開発に着手した。特に課題だったが、「別海ジャンボ牛乳」に合うパンメニューの開発。最終的には、ジャンボ繋がりで野付産のジャンボホタテを使ったバーガーにしようと決めたものの、これは、という調理方法が見つからない。オーソドックスにカツにするのもツマラナイし、ソテーもイマイチ。刻々と時間がなくなっていく中、これを最後の試食会にしようと思っていた会合で、春巻きが出品されていたのだ。ぼくは直感的に「これだっ!」と思い、それを採用した。味もさることながら、かぶりついた時の音が食欲をそそえるからである。その後はトントン拍子。厳冬の野付湾産名物「四角い太陽」にかこつけてバンズは四角とする、お客さんにバーガーを作ってもらうために具材をバラで提供する、完成したバーガーを置くイラスト入り特性ホタテ貝殻皿を用意する・・・アイデアが継ぎ次とわいてきた(くわしくは、定義・ルールの欄参照)。

 開発に要した期間はわずか3ヶ月だったが、関わったスタッフの集中力と連携力で、見事、別海町らしい新・ご当地グルメがふたつ誕生した(誕生日は2008年7月26日)。この「別海ジャンボ牛乳(別名・別海ジョッキ牛乳」と「別海ジャンボホタテバーガー」が地元の町民に愛され、そして町外からから観光客や出張者の楽しみになるよう、別海ジャンボグルメ推進協議会の皆さんは、味とサービスの向上のため努力を惜しまないでいただきたいと思う。この小冊子をご覧いただているみなさん!美味しかったら、また、食べに来てください。そして、ひとりでも多くの友人・知人にクチコミで紹介してください。

 「食材王国・北海道」から「料理王国・北海道」へ。そのブランドづくりに別海ジャンボグルメが貢献できるいいですね。

(新・ご当地グルメプロデューサー ヒロ中田)